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在日本從事小說家是什麼體驗?

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大學生のみなさんの中には「將來小説家になりたい」と思う人もいらっしゃるでしょう。でも、小説家になる方法にはどのようなものがあるのでしょうか?現役大學生のときに小説家デビューし話題になった小嶋陽太郎さんにお話を伺いました。

ing-bottom: 45.63%;">在日本從事小說家是什麼體驗?

大學生中也有將來想成爲小說家的人吧。但是,成爲小說家的方法有哪些呢?我們詢問了在上學時就成爲小說家併成爲了話題的小島陽太郎。

小説家になるにはとにかく書くこと!まずは1本書き上げる

要成爲小說家總之就是要寫!首先寫1本書

小嶋陽太郎さんは、信州大學在學中の2014年、『気障(きざ)でけっこうです』(KADOKAWA)で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞してデビュー。デビューから現在までの2年4カ月で5冊の本を出版。軽快な文體と爽やかな読後感で多くの読者を魅了しています。

2014年,小島陽太郎在信州大學上學,以《裝模作樣足夠了》獲得了第16界Boiled Eggs新人獎而作爲作家出道。到現在2年4個月的時間,出版了5本書。輕快的文體和清爽的讀後感讓很多讀者入迷。

――小説家になるにはどんな方法があるのでしょうか?

――要成爲小說家有什麼方法?

小嶋さん 僕自身がまだ自分のことを小説家だとは思えていないので、僕がその質問に答えていいのかなあという気持ちがあるのですが……。

小島先生 我自己不認爲自己是小說家,讓我回答這個問題好嗎?

――すでに5冊も本を出していらっしゃるので十分「小説家」だと思いますが。

――您已經出了5本書了,我認爲足夠稱爲小說家了。

小嶋さん 小説家になるには、當たり前ですが書かないとどうにもならないと思います。1本でも書いて仕上げること。そしてどこかの文學賞に応募すること、が小説家になるためにやらなければいけないことです。誰でもわかるようなことしか言えなくて申し訳ないのですが。

小島先生 要成爲小說家,理所當然的,不寫的話就什麼也做不成。即便是1本,也要完成。然後去應徵哪裏的文學獎,這是要成爲小說家必須做的。說了一些大家都知道的事,非常抱歉。

――漫畫家になる方法と同じですね。その書くのが難しいと。

――和要成爲漫畫家的方法一樣啊。寫是很難的。

小嶋さん 自分の場合は、書いている間はしんどいなぁと思っていることが多いです。でも、とにかく書き上げないと……途中でやめてしまったら小説家としてデビューできる可能性がゼロになるので。書き上げることによって可能性を0から1(よりもっと少ないかもしれないですが)にすることが何より肝心かなと思います。これが越えなければいけない最初のハードルなので。

小島先生 我自己寫的過程中經常覺得很辛苦。但是,不寫的話……中途放棄的話成爲小說家的可能性就是零。通過完成寫書,可能性從0可以變成1(或許更少),我覺得這比什麼都關鍵。這是剛開始必須跨越的門檻。

――「ボイルドエッグズ新人賞」を選んで応募したきっかけは何でしたか?

――選擇應徵“Boiled Eggs新人獎”的契機是什麼?

小嶋さん 文學賞をネットでいろいろ調べたんですが、応募期間がタイミング的にちょうどよかったことと、受賞が決まるまでの時間が短かったことがよかったです。できるだけ早く結果がほしかったので。それから、過去の受賞作、惜しかった作品などに対する講評がホームページに詳しく書かれていたことも大きかったです。ああ、ちゃんと読まれているんだなあと実感できて。それで、ここに応募してみようと。

小島先生 在網上查了很多文學獎,這個應徵期間時間上正合適,並且決定授獎的時間很短,很好。因爲想早點出結果。另外,主頁上詳細寫了對過去的得獎作品、未獲獎作品的講評,這點也是很大的原因。能實際感覺到是認真讀了。因此就想試試應徵這裏。

――それですぐに受賞したのはすごいです。

――然後馬上就得獎了很厲害啊。

小嶋さん 僕は「就活の代わりに小説を書こう」と思った人間なので、すぐに結果がわかったのはうれしかったですね。

小島先生 我是用寫小說代替求職的人,所以馬上知道了結果非常開心。

小説家になろうと思ったら、「書いて応募する」。これが全てかなと思います。そこから先の、例えば技術的なことに関して僕に言えることはひとつもなくて申し訳ないのですが……。

想成爲小說家的話,寫,然後投稿。這是全部吧。從那裏,剛纔說的比如關於技術性的東西,我能講的一樣都沒有,非常抱歉。

小説家になるには「自分には何があるだろう?」「自分にしかないものは何だろう?」を考えること!

要成爲小說家需要思考“自己有什麼?”“只有自己有的是什麼?”

――気持ちの上で大事なことはありますか?

――在心境上有什麼重要的嗎?

小嶋さん そうですね、これはあくまでも個人的な意見ですが、「自分なりの感覚や言葉を持っている人間であること」「その人に固有のパーソナルなものがあるか」というのが大事だと思います。普段から自分の思考と言葉をもって生きることを意識したいなと自分には言いきかせています。自分なりの思考とか言語感覚が小説では武器になると思うので。むしろ、そういうものは小説に限らず、生きている限りどんな場面でも大事だと思いますし。

小島先生 是,這只是個人意見,但是“持有自己特有的感覺和語言”、“那個人有沒有自己固有的個人的東西”是非常重要的。平時會教導自己要意識到帶着自己的思考和語言生活。因爲自己特有的思考和語言感覺在小說裏能成爲武器。或者說,這些東西不僅在小說裏,只要活着,在什麼場合都很重要。

――なるほど。平たく言うと「個性」でしょうか。

――原來如此。簡單地說就是個性吧。

小嶋さん あとは……人と無意味に羣れないことでしょうか。お互いを高め合うような関係だったらいいんですけど、そうじゃないならその付き合いをしている間に小説を書いた方がいいと思います。小説は一人で黙々と書くものなので。何かと同化して安心したりするのは避けるべきというか。例えば集団に屬することによって自分の思考や感覚や言語が削がれてしまうようなことは、誰しもに起こり得るので。集団に屬しても、根本的なところでぶれない自分を持っていれば全然大丈夫だとは思いますが。

小島先生 然後……不和人無意義的結羣吧。互相提高的關係的話還好,不是的話,在交往過程中寫小說比較好。因爲小說是一個人默默寫的東西。要避開被什麼同化變得安心吧。比如從屬於一個集體然後自己的思考、感覺、語言會被削減,這是誰都會發生的事。即使屬於一個集體,根本性的地方自己掌握好不動搖的話也完全沒有問題。

――孤獨な作業ですものね。

――是一種孤獨的作業啊。

小嶋さん それと「小説家になりたい」というのはあまり人に言わない方がいいんじゃないかなと思います。口に出して言うとその分エネルギーがなくなってしまう気がします。信頼している人に決意を語る場合などは別だと思いますが、むやみに言わないほうがいいです。僕は、趣味で書き始めたときは「小説家になるわー」と冗談で言っていたんですが、就活シーズンになって真面目に書き出したときにはそういう冗談は言わない、というか、言えなくなりました。あくまで自分の場合はそうだった、ということなんですが。

小島先生 還有我認爲不要總對別人說“想成爲小說家”比較好吧。感覺說出口的話那份能量就沒有了。向信賴的人表達決心另當別論,不要亂說比較好。我在因爲興趣開始寫作的時候開玩笑說“要成爲小說家了”,但是到了求職季認真寫作的時候,就不開這樣的玩笑了。或者說,就說不出口了。至少自己是這樣。

――人間本気になったらその決意は言わなくなる、ということでしょうか。

――是因爲人認真起來的話就不言決心了嗎?

小嶋さん これは自分が常々意識しないといけないと思っていることでもあるのですが、小説を書くときにも、それ以外の局面でも、自分の思考、自分の感覚、自分自身が本來持っているものを意識して、それを見失わないことが大事だと思います。繰り返しになるんですが!

小島先生 我覺得這也是自己經常要意識到的事。寫小說的時候也是,其他的場合也是,意識到自己的思考、自己的感覺、自己本身擁有的東西,並且不要失去。這點很重要。不好意思又講了重複的。

――ありがとうございました。

――非常感謝。

今回の取材には、作家・小嶋陽太郎をボイルドエッグズ新人賞で見いだした作家エージェント・村上達朗さんも同席していらっしゃったのですが、村上さんからは「小説家は『小説家という職業』なんですね。1作書いてデビューしただけでは小説家とは言えず、何作も書き続けることができて『小説家』になれるんだと思います。小説家になりたい人にはぜひその點も意識していただきたいです」との指摘がありました。こちらもまた「小説家になりたい」と思う人が留意しておかないといけないポイントでしょう。

這次的採訪,在Boiled Eggs新人獎上發掘了作家小島陽太郎的作家經紀人——村上達郎也在席。村上先生認爲小說家是叫做小說家的職業。只寫一本書出道的不能稱爲小說家,能繼續寫幾部作品的才能成爲小說家。想成爲小說家的人一定要認識到這一點。這也是要成爲小說家的人必須留意的關鍵點吧。

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