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【那位人氣聲優朗讀的名著】小野大輔×山月記(1/17)

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書名和作者的名字也需要聽寫。


* ほど

* 汝水

* ほとり

* 眼

* 我が

* 頻りに

* 聲を追うて

* 駈ける

* いつしか

* 途(みち)

* しかも

* 攫む

* 身體(からだ)

* 充ち満ちる

* 跳び越える

* 気が付く

* 肱(ひじ)

* あたり

* 既に

* 初め


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

唐の時代、かつての郷裏の秀才(しゅうさい)で官職に就いていた李徴は、自分の現狀に満足できずに詩人として名を成そうと辭職する。しかし、自負心が強いくせに臆病で、才能のないことを自ら認めようとせず、努力を怠った李徴は挫折。発狂して山へ入り、行方不明になってしまった。翌年、彼のかつての友人が旅の途中、山中で出會った李徴は、己の心の負の部分(虎)に負け、ついには本當の虎になりつつあった。人間の心があるわずかな間に事情を語った李徴は、夜明けと共に虎に変身して咆哮(ほうこう)と共に姿を消した。

解説

中島敦の漢文調の文章は音読すると気持ちがいい。漢文は中國語ではなく日本語なのだが、そこには本來の大和言葉とは違う硬質なニュアンスがあるからだ。『山月記』もストーリーだけでなく、文章に入り込んでいる「殘月」といった漢語のきらびやかさを味わってほしい。「倨傲」「憤悶」「慙恚」など普段使わない言葉を読むのは楽しいものだ。作品の肝となる「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」は仰々しい言葉だが、実は今生きる人たちの中にもある。たとえば、自分の力を出し切らずにあきらめてしまう、といったことがそれだ。その瞬間に人は虎になってしまう。現代の日本人でも十分に共感できるメッセージである。

山月記 中島敦
今から1年ほど前、自分が旅に出て汝水のほとりに泊まった夜のこと、一睡してから、ふと眼を覚ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでいる。聲に応じて外へ出て見ると、聲は闇の中から頻りに自分を招く。覚えず、自分は聲を追うて走り出した。無我夢中で駈けていく中に、いつしか途は山林に入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地を攫んで走っていた。何か身體中に力が充ち満ちたような感じで、軽々と岩石を跳び越えていった。気が付くと、手先や肱のあたりに毛を生じているらしい。少し明るくなってから、谷川に臨んで姿を映して見ると、既に虎となっていた。自分は初め眼を信じなかった。次に、これは夢に違いないと考えた。

距今大約一年以前,我羈旅在外,夜晚宿在汝水河畔。一覺醒來,忽然聽到門外有誰在叫自己的名字。應聲出外看時,那聲音在黑暗中不停召喚着自己。不知不覺,自己追着那聲音跑了起來。在**不顧一切**的奔跑中,路不知何時通向了山林,並且不知何時自己是用左右雙手抓着地面在奔跑了。整個身體似乎充滿了力氣,遇到巨巖時輕輕一躍即過。等我意識到時,小臂和肘彎那裏似乎都生出了絨毛。到天色明亮一些後,我在山間的溪流邊臨水自照,看到自己已經變成了老虎。
起初我不敢相信自己的眼睛。接着又想,這一定是在夢裏。