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【那位人氣聲優朗讀的名著】 平野綾×雪國(3/3)

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ing-bottom: 56.25%;">【那位人氣聲優朗讀的名著】 平野綾×雪國(3/3)


立ち話

後姿

まあ

目捜し

響き

木魂(こだま)

そうして

追いつく



書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)

あらすじ

雪國に向かう主人公の島村は、車中で美しい聲の葉子と病人の行男に出會う。三人は同じ駅で降りる。その溫泉地にはかつて一夜を共にした芸者、駒子がいた。滯在中、島村は、駒子は行男の婚約者で、彼の治療費のために芸者になったこと、葉子は行男と男女関係にあることを知る。葉子には冷たい態度の駒子。まもなく行男は危篤(きとく)になるが、駒子は島村を駅まで送る。その後も島村はかの地を訪れ、駒子と過ごす。ある日、村の繭倉が火事になり、それを知った駒子は中にいる葉子を心配して駆けつける。

解説

ノーベル文學賞受賞作品。英訳本と比べてみるとわかりやすいと思うが、日本語の一語一語が寶石のように研ぎ澄まされている。「娘」とか「夜の底が白くなった」など何気なく書かれているのだが、それぞれが取り替えが難しい言葉だ。この日本語の選択能力が川端康成の優れた點だといえる。冒頭の葉子の言葉も「今こんなに美しい話し方をする女性がいるのか」と思えるほど。決してお嬢様言葉ではないが、実は田舎の女性はこんな話し方はしない。これは川端康成が作り出した美しい女性言葉なのだ。

和服に外套の駅長は寒い立ち話を切り上げたいらしく、もう後姿を見せながら、「それじゃまあ大事にいらっしゃい」
「駅長さん、弟は今出ておりませんの?」と、葉子は雪の上を目捜しして、「駅長さん、弟をよく見てやって、お願いです」
悲しいほど美しい聲であった。高い響きのまま夜の雪から木魂してきそうだった。
汽車が動き出しても、彼女は窓から胸を入れなかった。そうして線路の下を歩いている駅長に追いつくと、「駅長さん、今度の休みの日に家へお帰りって、弟に言ってやってください」
「はい」と、駅長が聲を張り上げた。
葉子は窓を閉めて、赤らんだ頬に両手を當てた。

葉渭渠 譯
和服上罩着外套的站長,在大冷天裏,彷彿想趕快結束閒談似的轉過身來說:
“好吧,路上請多保重。”
“站長先生,我弟弟沒來嗎?”葉子用目光在雪地上搜索,“請您多多照顧我弟弟,拜託啦。”
她的話音優美而又近乎悲悽。那嘹亮的聲音久久在雪夜裏迴盪。
火車開動了,她還沒把上身從窗口縮回來。一直等到火車追上走在鐵路邊上的站長,她又喊道:
“站長先生,請您告訴我弟弟,叫他下次休假時回家一趟!”
“行啊!”站長大聲答應。
葉子關上車窗,用雙手捂住凍紅了的臉頰。
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林少華 譯
和服上面套着外套的站長像要結束這站在寒冷中的交談,一邊轉身一邊說:
“那麼,多保重。”
“站長,我弟弟現在沒出來嗎?”葉子的目光在雪地上搜索,“站長,求您關照我弟弟,求您了!”
聲音好聽得讓人悲傷。響亮的語聲彷彿從夜雪中迴盪而來。
火車開動後她也沒將上半身收回車廂。車很快趕上在鐵路旁行走的站長。
“站長,請告訴我弟弟下次休息時回家。”
“好嘞!”站長大聲應道。
葉子關上車窗,兩手捂住發紅的臉頰。

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