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【那位人氣聲優朗讀的名著】 杉田智和×人間失格(3/3)

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書名和作者的名字也需要聽寫。


* いま
* いっさい
* いままで
* 阿鼻叫喚
* 所謂
* ことし
* ふえる
* たいてい


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の畫學生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と內縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に屆くものがあるだろう。禪、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文學と言える。

いまは自分には、幸福も不幸もありません。
ただ、いっさいは過ぎて行きます。
自分がいままで阿鼻叫喚で生きてきた所謂「人間」の世界において、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
ただ、いっさいは過ぎていきます。
自分はことし、27になります。白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、40以上に見られます。

燁伊 譯
如今的我,談不上幸福,也談不上不幸。
一切都會過去的。
在所謂“人世間”摸爬滾打至今,我唯一願意視爲真理的,就只有這一句話了。
一切都會過去的。
今年,我將滿二十七歲。白髮驟添的我,在大部分人眼中,恍如年過四旬。

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