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【那位人氣聲優朗讀的名著】 石田彰×蟹工船(3/3)

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padding-bottom: 100%;">【那位人氣聲優朗讀的名著】 石田彰×蟹工船(3/3)


1人

そのほうが〜

んかも知らない。〜

出來高

これア案外大丈夫だど

びくびく

気でいる

本當のこと

雲う

先の成算

1回

1度


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)

あらすじ

博光丸は蟹を獲り、缶詰に加工する蟹工船。そこで働くのは出稼ぎ労働者など社會の底辺で生きる人々。彼らは、人を人とも思わない作業監督の淺川のもと、暴力と不衛生が橫行する劣悪(れつあく)な環境の中で安い賃金で扱き使われている。ある日、とうとう死人が出た。淺川は葬儀に來ようともせず、遺體を海に捨てさせる。これを機に労働者のストライキが始まった。それは成功したかに見えたが、帝國海軍の駆逐艦(くちくかん)によりストライキの首謀者は捕らえられ、労働者は本當の敵は淺川ではなく資本者だと知るのだった。

解説

社會主義の思想が國家の體制にまで及んだ時代、その思想を背景にした文學も生まれた。これがプロレタリア文學。その筆頭(ふでがしら)である小林多喜二(こばやし たきじ)の代表作が『蟹工船』だ。志賀直哉(しが なおや)はこの作品を絶賛する一方で、思想があまり前に出すぎると文學性は低くなる、と小林多喜二に手紙で注意した。さすが志賀直哉先生といったところだ。この作品で一番いいと思うのは、一人ひとりの叫びが重なって、ひとつの勢いになるところ。日本の小説は、個人の內面を掘り下げる私小説は多いが、こういった演劇のような集団的な叫びの文學は少ない。ちなみに、ある番組で桑田佳祐(くわた けいすけ)さんがこれを曲に乗せて歌ったのだが、叫びの文學は音楽によく合うものだ。

「それでももし駆逐艦を呼んだら、皆でこの時こそ力を合わせて1人も殘らず引き渡されよう!そのほうがかえって助かるんだ」
「んかも知らない。しかし、考えてみれば、そんなことになったら、監督が第一慌てるよ、會社の手前。代わりを函館から取り寄せるのには遅すぎるし、出來高だって問題にならないほど少ないし。……うまくやったら、これア案外大丈夫だど」
「大丈夫だよ。それに不思議に誰だってびくびくしていないしな。皆、畜生!って気でいる」
「本當のことを雲えば、そんな先の成算なんて、どうでもいいんだ。死ぬか生きるか、だからな」
「ん、もう1回だ!」
そして、彼らは立ち上がった。もう1度!

林少華 譯
“假如還把驅逐艦叫來,這回可要齊心合力,一個不剩地由他交出去!那樣反倒謝天謝地。”
“有可能。不過細想起來,果真那樣,第一個狼狽的是監工,公司那邊不好交代。從函館找人替他太遲了,產量又少得提不起來……弄得好,這個辦法倒行得通。”
“行得通!再說也怪,誰都不戰戰兢兢了,誰都想罵一句‘畜生’!”
“說實話,下一步的成敗利鈍,怎麼都無所謂了,是死是活反正豁出去了。”
“好,再來一次!”
他們站起來了——再來一次!

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